2025/12/01 禁止制限告知
告知日:2025/12/01
発効日:2025/12/01
- 《エント最後の進軍/Last March of the Ents》 コロッサル・リストに追加
- 《Call Forth the Tempest》 コロッサル・リストに追加
- 《情け容赦無き者、グウェノム/Gwenom, Remorseless》 コロッサル・リストに追加
- 《ゴンティの霊気心臓/Gonti’s Aether Heart》 コロッサル・リストに追加
《エント最後の進軍/Last March of the Ents》 《Call Forth the Tempest》 《情け容赦無き者、グウェノム/Gwenom, Remorseless》
かねてよりパワーレベル:フレンドリーとパワーレベル:コロッサルの境界について模索しています。その一環で、これまでのパワーレベル:フレンドリーにおいて問題となるカードの共通点をあらためて調査したところ、ライブラリーから直接複数のカードにアクセスし、唱えたり戦場に出したりする能力を単一のカードが持つ時に問題が生じていると考えました。そこで、4月にコロッサル・リストに追加した《壮麗なる創造/Majestic Genesis》の代わりにフレンドリーで使用可能としていた《エント最後の進軍》、続唱2つと一方的な盤面クリアを兼ねた《Call Forth the Tempest》をコロッサル・リストに追加すべきと考えました。
また、マーベル スパイダーマンで追加された《情け容赦無き者、グウェノム》についても同様の危険性をはらんでいる為、コロッサル・リストに追加します。 他方で、《情け容赦無き者、グウェノム》とほとんど同じ能力を持つ《ボーラスの城塞》は、統率領域に置けない点、1マナ重い点、チェイン中に除去が間に合うケースがある点を考慮し、様子見することになりました。
《ゴンティの霊気心臓/Gonti’s Aether Heart》
かねてよりパワーレベル:フレンドリーにおいては、追加ターンを得るカードは相応しくないものとして扱われています。 そんなパワーレベル:フレンドリーにおいて許されている追加ターンを得られる数少ないカード達の中で、《ゴンティの霊気心臓》は採用が現実的なラインにあるカードでした。
現時点において環境に大きく影響を及ぼしているカードではありませんが、これまでの禁止制限の方針を考慮し、禁止ではなくまずはコロッサル・リストに追加します。
他に追加ターンを得られる比較的軽量なカードとして《ウギンのきずな/Ugin’s Nexus》や《時間への侵入/Temporal Trespass》などが現実的なラインに含まれますが、《ウギンのきずな》は追加ターンを防ぐ側としての運用が期待できることや墓地に置くための何らかのカードが必要になること、《時間への侵入》は準備段階に時間がかかりすぎることを考慮し、現状維持とします。
パワーレベル:フレンドリーの現状認識
委員会は現在、《熱狂のリフレイン/Rousing Refrain》に対するプレイヤーの反応を調査しています。
複数のマナが一時的に増えるマナ加速はそのままゲームを終わらせるための起爆剤としてネガティブな反応を得やすい一方で、後手番のプレイヤーが先手番との差を埋めるための要素としてある程度無くてはならないカードであると委員会では認識しています。そのため、すぐさまコロッサルリストに追加するようなことは致しません。ですが、アバターによって新たに追加された火の技については、戦闘フェイズのみに使用できるという厳しい制約がある一方で、これまでの一時的マナ加速で得られてきたマナの量を上回るパフォーマンスを警戒しています。