2023/11/01 禁止制限告知
告知日:2023/11/01
- 《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》 禁止解除
- “コロッサル・リスト"に含まれるすべてのカードをパワーレベル:フレンドリーで禁止
ヒュージ・リーダーズのデッキパワーレベルの指標
プレイヤーが各々でデッキを準備してゲームに臨む以上、同一ゲーム内のデッキパワーレベルの差について考えなくてはなりません。同じゲーム内のデッキの強さがバラバラな時、強さが突出しているデッキがきわめて早いターンで勝負を決めることによって、他のプレイヤーのプレイ体験を損なうリスクがあります。本家統率者においてもこれは問題視されていますが、ヒュージ・リーダーズにおいてもそれは同じです。
本日をもって、ヒュージ・リーダーズでは2つのパワーレベルを定義することに致しました。これは、情報が少ないこのフォーマットにおいて自分のデッキがどの立ち位置にあるかを考えることが難しい点や、プレイしてそれほど期間が経っていないプレイヤーとの資産的な差、ヒュージ・リーダーズというフォーマットの理解度等を鑑みてのことです。
1つ目のパワーレベルは、これまで通り禁止カードリストに含まれていないカードのみで構築された場合に適用される 『コロッサル』 です。2つ目は、本来のヒュージ・リーダーズの禁止カードに加えて、“コロッサル・リスト"に挙げられているカードを新たに禁止する 『フレンドリー』 です。
パワーレベル:コロッサルは、これまでのヒュージ・リーダーズとほとんど同じです。非常に強力なカードが飛び交い、時には膠着した場と虚無を味わうこともある、競技的なプレイを意識したパワーレベルです。これまでのヒュージ・リーダーズの禁止制限告知では、フォーマットに対する高い理解度のもとにプレイされていた人々の間であれば対処が容易であるような脅威について、特に禁止までは行わないようなスタンスでいました。
パワーレベルの導入によってこれまでのヒュージ・リーダーズをそのまま残すことで、今まで通り楽しむことが可能であると考えています。
一方で、ヒュージ・リーダーズは多人数カジュアルフォーマットとしての側面も持ち、そういった点で楽しんでいたプレイヤーも数多く存在することを認知しています。その点で言えば、プレイ体験を損なわせてしまうようなカードが野放しになっていたことは間違いありません。今回のパワーレベル:フレンドリーの導入および新たな禁止カードリストとして"コロッサル・リスト"を策定することによって、カジュアルなプレイを楽しむ余地を広げられればと考えています。
《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
2021/02/16に禁止された統率者です。続唱と速攻付与という強力な個性が、同じ色指標を持つ他の統率者を排斥していた過去もありました。
ですが、パワーレベルの導入によってカジュアルなプレイとの境界を設けることが出来たため、禁止解除しても良いと判断しました。
2023/11/01 コロッサル・リスト
コロッサル・リストに含めるカードについて個別にその理由を説明することは避けますが、これらのカードをパワーレベル:フレンドリーから取り除くことで、カジュアルにこのフォーマットを楽しむ余地を増やせることを期待します。
- 《Mishra’s Workshop》
- 《古えの墳墓/Ancient Tomb》
- 《裏切り者の都/City of Traitors》
- 《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
- 《睡蓮の原野/Lotus Field》
- 《Bazaar of Baghdad》
- 《巨大鯨/Great Whale》
- 《パリンクロン/Palinchron》
- 《厄介なキマイラ/Perplexing Chimera》
- 《頂点壊滅獣/Apex Devastator》
- 《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
- 《始祖ドラゴン/The Ur-Dragon》
- 《ヨーグモスの息子、ケリク/K’rrik, Son of Yawgmoth》
- 《帰還した王、ケンリス/Kenrith, the Returned King》
- 《歯と爪/Tooth and Nail》
- 《アミナトゥの占い/Aminatou’s Augury》
- 《セルヴァラの暴走/Selvala’s Stampede》
- 《多元宇宙の突破/Breach the Multiverse》