2025/04/01 禁止制限告知
告知日:2025/04/01 発効日:2025/04/01 (一部2025/04/11)
- 《パリンクロン/Palinchron》 禁止
- コロッサル・リストから同カードを削除
- 《龍の創始/Dracogenesis》 禁止
- 《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》 コロッサル・リストに追加
- 《創造の技/Creative Technique》 コロッサル・リストに追加
- 《壮麗なる創造/Majestic Genesis》 コロッサル・リストに追加
《パリンクロン/Palinchron》
かねてより青いデッキの無限マナコンボパーツとして利用されてきたカードです。
他の無限マナコンボを構成するカードと比較し、自身のバウンス効果を持つために遥かに達成条件が緩く、無限マナコンボを用いずに続唱によって唱えられた際においても強力であり、泥試合における戦闘能力も最低限のスペックを兼ね備えている点が常に評価され、このカードが活躍しなかった時はなく、コロッサル・リスト制定よりも遥か前から常に存在感を示してきました。
言い方を変えれば、パワーレベル:コロッサルの顔とも言えるカードではありますが、本日を持ってこのフォーマットはこのカードから距離を置くことに決めました。
《龍の創始/Dracogenesis》
我々はこのカードと《ティアマト》の相互作用を問題視しました。 はじめに『ドラゴン』同族でいくらかのデッキを思案した際は《マナ噴出》などの一時的マナ加速で出しやすい《屋根の上の嵐》程度の認識でしたが、《ティアマト》における即死パイルをいくらか発見したのち、その考えは誤りであることに気が付きました。
一例を挙げると《歩哨竜、ミーリム》《双炎の暴君》《レッド・ドラゴン》の3枚のみで各対戦相手に32点のダメージを与えることができ、残る2枚は《龍王ドロモカ》《帰ってきた刃の翼》などの妨害の対策やコンボのバックアップが可能です。 当然このコンボは《龍の創始》へのカウンターや、《ティアマト》スタックでのエンチャント除去、あるいは先置きの《機械の母、エリシュ・ノーン》での対策が可能ですが、最も多く採用されているであろうクリーチャー除去に耐性があります。 加えて《ティアマト》は5色の統率者であることからさまざまなデッキの要素を内包し得ます(テスト段階ではいわゆる【全知リアニ】のようなデッキも考案致しました)。《ティアマト》における多様性にはとても興味がありますが、ヒュージ・リーダーズにおいては既存の環境を塗りつぶしうる存在と判断致しました。
この場合、許してはならないのが《ティアマト》か《龍の創始》かという点で議論を致しましたが、主流の《ティアマト》は《湧き出る源、ジェガンサ》を相棒とするドラゴン・ミッドレンジで、一方の《龍の創始》は先述の《歩哨竜、ミーリム》や《ニヴ=ミゼット再誕》でも《ティアマト》と類似のコンボが可能です。唯一の確定1枚コンボである《ティアマト》のみを環境から追放することが適切であるようにも思えますが、《徴用》_にすら若干の耐性があるこのカードを放置するのはより困難な選択でした。
《龍の創始》の研究は本家統率者戦に譲り、ヒュージ・リーダーズでは禁止されます。
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
1枚の土地から膨大な量のマナを生み出す、緑系デッキにおける最高の土地です。
ここ1年以内に、ヒュージ・リーダーズのトークン戦術は目覚ましい発展を遂げました。 特に、ダスクモーンの恐ろしいエルダー・デーモンがもたらした《絢爛たる劇場》はヒュージ・リーダーズの序盤を作り替えてしまうほどの展開が可能です。 以前から試作・クリーチャーや《カルニの庭》のようなカードと組み合わせたマナ加速や、《死者の原野》から生成された大量のゾンビ・トークンから膨大なマナを生み出すといった強力な動きが出来ることから、土地サーチカードから優先的に探され、あらゆるクリーチャー主体のデッキの根幹を支えてきました。
このカードをコロッサル・リストに加えることで、パワーレベル:フレンドリーにおけるトークン系デッキの速度を少し落とそうと我々は考えています。前述の《絢爛たる劇場》や《三本木市》など、同様の役割を持つカードも存在します。我々はヒュージ・リーダーズにおけるトークン・アグロを否定することは致しません。
《創造の技/Creative Technique》
たった5マナのソーサリーから、あらゆるゲームの展開を大きく変えてきた赤の呪文です。何か新しいカードがヒュージ・リーダーズで使えるようになるたび、デッキ内の土地でないカードを極端に減らしたコンボが考えられ続けてきました。
現時点においては、上記のような方法でこのカードからあらゆる妨害を受けずに勝つことが出来る組み合わせは見つかっていません。他方で、単純にこのカードをプレイするだけでゲームに漂う緊張感はパワーレベル:フレンドリーにおいて相応しいかどうかという点においては問題があると言えます。
パワーレベル:コロッサルにおいてはこのカードを受け入れるだけの余力があると判断して、コロッサル・リストへの追加に留めます。
《壮麗なる創造/Majestic Genesis》
緑によくある、ライブラリートップから複数のパーマネントを展開するソーサリーです。 亜種として、クリーチャー限定の《エント最後の進軍》や、既にコロッサル・リストに加えられている《セルヴァラの暴走》などが存在し、趣向は異なりますが《頂点壊滅獣》も広義ではこのカテゴリに含まれると考えています。
我々は今回の禁止制限改定で、こういったカードの「濃度」を下げることにしました。 特にヒュージ・リーダーズは本家統率者戦と異なりデッキが50枚である点も考慮すると、濃度が上がる度合いも本家と比較して高く、禁止制限によって効果があると考えています。
パワーレベル:コロッサルにおいては、制定当初より「非常に強力なカードが飛び交い、時には膠着した場と虚無を味わう」ことを是とする方針であるため、禁止しないこととしました。