2023/08/01 禁止制限告知
告知日:2023/08/01
《具現の技》
シングルシンボルからなる5マナのソーサリーながらも、1枚唱えるだけでそのまま勝利する可能性を秘めた凶悪なカードです。2023年4月にも注視しているカードとして取り上げました。
これまで、我々はこのカードを禁止すべきかどうかを常に検討し続けてきました。プレイヤーの間でもこのカードがどれほど強力なのかについては十分に認識されており、改めてこの場でその強さを説明する必要はないでしょう。
このフォーマットを定義付けるといっても過言ではないこのカードを禁止することによって、リアニメイト系デッキがゲームを終了させるスピードが少し遅くなることを期待します。
《明日の標》
ヒュージ・リーダーズでは数少ない追加ターンを得られるカードです。2023年4月に我々は以下のような声明を出していました。
ヒュージ・リーダーズでは追加ターンを得るカードを危険視しており、現在においてもほとんどのカードが禁止されています。《明日の標》は例外的に使用を認められており、今日においてあらゆる青を含むデッキが追加ターンを得られる手段を確保するついで勝利条件として採用しています。
これまで青を含むデッキは、ライブラリーを《明日の標》1枚にして無限ターンを得る勝利手段をサブプランとして採用することがあまりにも容易でした。色間のパワーバランスの緩和も期待して、《明日の標》を禁止します。
《呪文詐欺》
2023年4月にも注視しているカードとして取り上げた、青の最高のマナ加速兼妨害カードです。周知のとおり、ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードが飛び交うフォーマットのため、容易にダブルアクションに繋げられるカードとなっています。
特に問題視したのは、青を含むデッキが5マナ出る状態で待ち続けると、他のプレイヤーがカードをプレイすることを躊躇せざるを得なくなる点です。こうなると、最初に動いたプレイヤーが損するだけとなってしまい、場が膠着してしまいます。
改めて表明致しますが、我々はただ強力なカードをすぐに禁止する必要はないと考えています。何故なら、5マナ以上のカードは強力で当然であるからです。強力なカードをすべて禁止するスタンスは、マナ総量を理由に普段見られないような強力なカードが飛び交うフォーマットの独自性を損なうことにつながると考えています。
現在注視しているカード
来たる2023/8/4(日本時間)に統率者マスターズが発売され、ヒュージ・リーダーズのカードプールにも新しいカードが増えますが、今回の禁止改定ではそれらについては直接は触れないことといたします。
《Mishra’s Workshop》
強力なアーティファクトがカードプールに増えれば増えるほど危険性を増す土地です。過去に禁止したことがあり、さらに禁止を解除した経歴を持つこのカードですが、現在もなお注視が必要なカードと認識しています。